お客様へのご提案
グレアテック･テクノロジー(Greatech Technology Berhad)社はマレーシアを拠点とするオートメーションソリューションのリーディングプロバイダで、顧客の製造工程に必要なシステム、機械、設備の設計、開発、製造に携わっています。
- 柔軟なシステム設計
- ロックウェル･オートメーションのリニア搬送システム(独立型カートテクノロジ)
- MagneMover® LITE™インテリジェント･コンベア･システム
- QuickStick®インテリジェント･コンベア･システム
- 柔軟な構成
- システムのスケーラビリティ
- 人材の生産性の向上
- エンジニアリング時間の短縮
コー・キー・チェン氏は、グレアテック･テクノロジー社の計器･制御ビジネス･ユニット･マネージャです。マレーシアを拠点とする同社は、オートメーションソリューションのリーディングプロバイダであり、システムインテグレータでもあります。同社の機械設備は、中国、インド、シンガポール、ベトナム、アメリカ、ヨーロッパなど、世界中に設置されています。同社は当社のPartnerNetwork™のゴールドOEMパートナでもあります。
課題
柔軟なシステム設計
グレアテック社は、太陽電池、半導体、家電、e-モビリティ、ライフサイエンス業界のお客様にサービスを提供しています。お客様の要望は分野によって異なりますが、共通するニーズがあります。
チェン氏は次のように説明します。「システム設計の柔軟性、特にEVや太陽光発電では大規模なラインを構築します。特にEVや太陽光発電では、大規模なラインを構築するため、分散型のパネルシステムが必要となります。しかし、ライフサイエンスや半導体産業では、軽量化が求められます。すべてがコンパクトに、省スペースで、効率的なスピードになるように設計されています。」
ソリューション
リニア搬送システムは顧客固有の構成を提供
要件の大小にかかわらず、グレアテック社はロックウェル･オートメーションのリニア搬送システム(独立型カートテクノロジ)を使用して、お客様のソリューションの開発を支援しています。
チェン氏は次のように述べています。「ロックウェル･オートメーションの製品ポートフォリオには非常に多様性があり、特に幅広いモーションシステムによって、お客様のニーズを満たす特定の構成を設計することができます。例えば、半導体やライフサイエンス向けにはMagneMover® LITE™製品を使用し、ヘビーデューティであるEV向けにはQuickStick®を使用しています。」
MagneMoverは小荷重から中荷重の搬送用で、QuickStickは中荷重から高荷重の搬送用です。どちらもインテリジェントなコンベアシステムであり、標準的なビルディングブロックとモジュール式コンポーネントを採用しているため、組立や再構成が容易で、生産需要に対応するために必要な拡張性を備えています。
結果
成長のためのスケーラビリティ
チェン氏はどちらのモーションシステムもシステムインテグレータとその顧客に大きなメリットをもたらすと指摘しています。
チェン氏は次のように述べています。「構成の柔軟性により、特に需要がダイナミックに変化するEV業界では、お客様は必要なときに拡張することができます。このシステムは省スペースであるため、お客様は生産エリア全体をより有効に活用することができます。」
「当社のライフサイエンス分野の主要顧客の1社は、複数の複雑なネットワーク工程を経て、MagneMover LITE輸送製品を使用することで、全体の設置面積を25%削減することができました。これは、長期的に見れば、私たちのお「客様へのソリューション全体において、さらなるコスト削減をもたらします」と、付け加えました。
人材の生産性の向上
グレアテック社にとって、単一のプロバイダの技術を使用できることは、エンジニアリングチームの効率と生産性を向上させることになりました。
チェン氏は次のように説明します。「システム統合企業として最も重要なことは、すべてのプラットフォームをサポートできる1つのブランドを持つことで、エンジニアリング時間を短縮できることです。統一されたプログラムによって、すべてを1カ所で行なうことができるため、ソフトウェアのコーディングを大幅に変更することなく、あるシステムを別のシステムにシームレスに設計することができます。」
チェン氏は、単一のプラットフォームによって、トレーニングや問題のトラブルシューティングに費やす時間も節約できると付け加えました。
チェン氏は次のように述べています。「異なるブランドやプラットフォームを使うには、新しいスキルや知識が必要です。1つのプラットフォームがあれば、チームは複数のシステムを一度に学ぶ必要がなく、システムの習熟度を高めることができます。」
デジタル･ツイン･ソフトウェアの探求を計画
グレアテック社は専門知識とサービスの幅を広げるため、ロックウェル･オートメーションの技術をさらに採用する計画を立てています。
チェン氏は次のように説明します。「OTの分野だけでなく、Emulate3D™のようなシステムを構築する前にシミュレーションできるバーチャル･コミッショニング･ソリューションやITの分野でも、より多くの機会を模索したいと考えています。このデジタル･ツイン･ソフトウェアを使うことで、プロセスや設計を最適化し、お客様が意図した通りのラインを構築し、機能させることができます。」
公開 2024年11月11日